19日午前10時開会、区民文教委員会
次世代を担う子供達に係る教育分野においてはコストを度外視した施策・事業が大切だと考えますが。コロナ禍で失われた教育維持運営ロスを補填することは勿論のこと、コロナによって影響を受けた「ICT教育推進」の前倒し、今夏の児童生徒の健康に関わる「熱中症対策」、更にはコロナによって中止された「修学旅行キャンセル料助成」など。生徒児童・保護者・学校現場に向けて細やかな配慮を議会で担保していくことが要諦。
[議案]
第33号議案 東京都台東区特別区税条例等の一部を改正する条例(可決)
[理事者報告事項]
1 補正予算について(区民部)
・母子家庭対策総合支援事業・子ども子育て支援交付金・とうきょうママパパ応援支援事業費・入谷地区センター(区民館併設)改築・子供育成活動支援・多胎児家庭支援・ひとり親世帯臨時特別給付金などの増額補正
2 町会活動に関する意識調査の結果について
・下町台東区の自治会組織である町会に対する意識調査結果報告
3 入谷地区センター(区民館併設)改築の実施設計について
・以前報告した基本設計からの主な変更点は2つ。①1階入口部分の西側動線確保及び北側駐輪スペースの変更 ②1階エントランスにおける入館と集会室利用者の動線を分離することによる安全確保のための集会室入口位置等の変更。予算額361800千円。改築に際し環境配慮の観点から「台東区みどりの条例による緑化」「断熱材増厚・ペアガラス全面導入などのパッシブ技術・建築」「高効率照明(LED)・人感センサー導入などのアクティブ技術設備」などに配慮。工事は令和3年1月から始まり令和4年4月に施設開設予定。
4 指定保養施設の新規指定について
・箱年強羅温泉『季の湯 雪月花』(足柄下郡箱根町強羅1300-34 事業者:共立メンテナンス)と指定保養施設契約を結ぶ。利用開始はコロナの状況等を踏まえて7月1日開始予定。詳細は区公式HP、町会回覧、区民事務所でのパンフ配布などで周知。鬼怒川温泉ホテル・熱海ホテルサンミクラブと同様に御愛顧を!(写真参照)
5 令和2年度地方税制の改正について
・未婚のひとり親に対する税制上の措置及び寡婦(寡夫)における控除の見直し、国外に居住する親族に係る扶養控除の見直し、NISA(少額投資非課税)制度の見直し&延長、住宅ローン控除の適用要件の弾力化に係る対応、軽自動車税、たばこ税などの改正についての報告。詳細は区公式HP,広報たいとうをご覧ください!
6 訴訟について
・住民票の自己開示請求に係る『令和元年(行ウ)第570号 不開示処分取消請求事件』に関する報告
7 補正予算について(教育委員会)
・私立幼稚園新型コロナウイルス感染症対策事業費、学校保健特別対策事業費、教育支援体制整備事業費、保育対策総合支援事業費、子供家庭支援包括補助事業費、スクールサポートスタッフ配置支援事業費、学校マネジメント強化モデル事業費、学校における働き方改革推進事業費、小学校維持運営、中学校維持運営、就学旅行キャンセル料助成、小学校一般衛生安全管理、中学校一般衛生安全管理、幼稚園一般衛生安全管理、こども園における児童の安全対策、石浜橋場こども園維持運営などの増額補正
8 熱中症対策に伴う可搬式微細ミストの購入について
・区立小中学校の熱中症対策のために可搬式微細ミストを購入し屋外実施の授業等における児童生徒の健康管理を図る。区立小学校19校・区立中学校7校 各校2台計52台。予算19734千円
9 新型コロナウイルス感染症に係る修学旅行中止に伴うキャンセル料等の助成について
・新型コロナウイルス感染症で中学校3年生の修学旅行が中止となった際にかかったキャンセル料等について、保護者負担分の経費を全額助成する。区立中学校7校。
10 令和2年度区立小中学校、幼稚園及び認定こども園の学級編制について
・毎年、この時期に報告される新年度の区立小学校・幼稚園・認定こども園の学級編成状況についての説明
11 小中学校等における新型コロナウイルス感染症対策について
・区立小中学校26校 区立幼稚園私立幼稚園17園に対し、保健衛生用品購入や消毒にかかる費用について助成する。予算額は合わせて20786千円
12 学校教職員の出退勤管理システムの導入について
・区立学校に勤務する職員に対しICカードリーダーを設置して出退勤時刻を記録し在校時間などを把握したり、休暇や出張の手続きをシステム化して出勤簿に反映させるなどして教育職員の勤怠情報、休暇出張情報などをシステム的に管理する。予算49405千円 稼働は令和3年4月
13 副校長補佐の配置について
・東京都の「学校マネジメント強化モデル校に選ばれた区内3校(小学校1校 中学校2校)で副校長の業務負担を軽減するため副校長の業務を支援する人材を配置する。予算額5861千円 令和2年7月配置開始
14 区立学校における人員体制の緊急整備について
・新型コロナによる区立学校の長期間にわたる臨時休校を踏まえ、学校再開にあたり「学力向上推進ティーチャー」「スクール・サポート・スタッフ」などの人員を追加配置し、児童生徒の学びの保障に必要な人員体制を整備する。予算額 学力向上推進ティーチャー43084千円 スクールサポートスタッフ28569千円(特定財源26638千円)令和2年7月追加配置開始
15 小中学校におけるICT教育推進の加速化について
・今年度中に1人1台タブレット端末及び学習系ネットワークを整備する。これは4月7日に国の新型コロナ感染症緊急経済対策として閣議決定した補正予算で示された「GIGAスクール構想の加速による学びの保障」によるもの。事業としては令和5年度末までから前倒しとなった。それはコロナ禍で課題となった「学びを止めない学校教育」に資するもので連続性・継続性をもたせた教育活動の日常化を図るためである。予算13855千円 令和3年1月までに端末調達 令和3年3月までに学習系ネットワーク環境整備
16 (仮称)台東区民カレッジ令和元年度モデル事業の実施結果について
・区民一人ひとりの学習の成果を地域社会の中で活かす仕組みである「(仮称)台東区民カレッジ」の具体化を図るため、地域課題等の学習や地域活動体験の機会を提供する「地域活動体験講座」の受講毎に行なったアンケート調査検証。令和元年度モデル事業は「音楽編 地域での音楽活動の活かし方」 令和2年度のモデル事業は「防災編 自助共助による地域防災力の強化(予定)」
【台東区議会YouTube配信…https://www.youtube.com/channel/UCr0TpgaqrNVNBjudLLmHPwQ】
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