【東京大空襲】〜東京大焼殺〜
今日は予算委員会や会合で行けないので。予算審議が早く終わった昨日、祖母の妹夫婦の供養に墨田区の寺に行ってきた。母が元気なら一緒に行くのだが、認知症になって早くも16年。その間、ずっと独りで参っていた。
祖母の妹は墨田区両国に住んでいたが、今から78年前の東京大空襲の夜、逃げる途中の路地で亡くなった。空襲がおさまって家族が現地に行ったら、祖母の妹が着ていた着物の一部が電柱に引っかかっていたという。遺体といえるものは見つからなかった。
当時の新聞はアメリカの愚行を『東京大焼殺』と報じたのに、いつの間にか日本人は『東京大空襲』と書くようになった。このマスコミの変節こそ、日本がアメリカに負けた「無条件降伏」という意味で、最近、国会を賑わす「日米合同委員会」への隷属の歴史の始まりなのだ。
俳優・菅原文太さんが、亡くなる前に残した有名なメッセージを見たことがある。
『政治の役割は2つ。
国民を飢えさせないこと、
絶対に戦争をしないこと』
戦争はある日、ずっと続くだろうと思っていた日常を壊して始まる、と戦争に行った祖父が言っていたが。ここ数年の極東アジアの不穏な政治をみると、明日、あなたの大切なお子さんやお孫さんの命を奪う戦争が始まっても不思議ではない。もちろん、あなたの命も。
区長を志す今、日本全国の自治体の長こそが、地方自治法に書いてある通りに『住民の福祉の増進』を目指し、平和な日常を守る先頭に立たねばならないと強く思う。
犠牲になられた方々に謹んで哀悼の誠を捧げます。
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