【保健福祉委員会報告】

17日(水)午前10時開会。
コロナ後初の定例会における保健福祉委員会審議。
理事者答弁によれば、6月9日、コロナ被害を受けた永寿病院への支援・助成などを実質的に審議している『第二回中核病院運営支援協議会』において永寿側から詳細な財務状況が報告されたそうで。細かい数字は委員会で公表できないが、年間収入約120億円の同病院が約2か月停止された収入減は単純に計算しても約20億円に上る厳しい状況にあるとのことだった。永寿病院側から区に対して自主努力で経営改善していく旨の発言があったそうだが、我々台東区の中核を担う永寿の存続危機に関わるなら、臨時会で補正を組んだ永寿への助成金は「環境消毒費の3890万円だけでなく、杉並区の区内病院支援のように1病院5億円規模くらいで考えてあげる必要があったのではないか」と感じた。この意識の乖離こそ、協議会審議内容の情報公開不足による弊害だと私は思う。永寿病院&行政&議会が情報を共有していれば、もっと効果的で即効性のある議会判断ができたのではないか。どうも、『民は由らしむべし,知らしむべからず』といった御上意識が行政側にあるような気がする。不満!私だけ?笑。言葉は悪いが、「議会をなめてんのか?」という思いである。この場合の議会とはもちろん、議会にいる我々区議会議員だけを指しているのではなく、議会の背後にいる「議員を選んだ区民」も含むわけで。主権者たる区民に対して、台東区の情報公開は極めて疎かと言わざるを得ない。別の言い方をすれば、コロナに関する情報統制を行政が行う事によって、『区民のコロナに対する自衛の権利』を奪ったと言っても過言ではない。
これは命の問題である。許せない。
そして委員会、事前に報告された案件表(下記参照)を見て私は愕然とし、怒りさえ覚えた。その理由は案件表の理事者報告欄に「コロナ」「台東区中核病院あるいは永寿病院」に関する報告が何もなかったからだ。この時期、感染症であるコロナに関して本丸ともいえる保健福祉委員会で関連する報告事項がないとは何事だ。行政が5月の臨時会で「一通り報告したから、それで充分」と判断した以外に考えられない。例えば高齢者施設での「家族面会にズーム活用」など、保健福祉委員会所管部課や現場が努力しているのは分かる。ならば尚更、何故、コロナ対策として区が実際に行っている保健福祉委員会所管の取組をもっと広く区民に周知しようとしないのか。実際に感染者が出た区内特別養護老人ホームなどの老人福祉施設・障がい者福祉施設・区内病院などの現状報告と今後の対応はどうなっているのか。上野・浅草といった来街者が多く集う繁華街にある「公衆トイレの衛生管理」はどうなっているのか。現場で実際に行われている事を委員会に報告するだけでも議会や区民に「安心・安全」を伝えることができるのに。その努力も姿勢も見られないのなら、もはや行政は「コロナ対策について台東区民を安心させる積極的姿勢がない」と思われても仕方ないし、斜めに見れば「報告すると何かマズイ事があるんじゃねえ?」と勘繰られても自業自得というものである。なので私は「(臨時会で報告された以外)行政としてはNO PLANなのか?」とわざわざ確認した。それでも結局、理事者答弁では「報告事項にないが●●施設ではこういう取組みをしている」とか「委員指摘の公衆トイレの衛生管理には●●している」というような事後報告さえなかった。そんな姿勢で、この先は大丈夫なのか?本当に心配である。
そんな訳で案件表に当該事項が一切なかったので、敢えて委員会前に委員長に事前通告して委員会最後に「その他発言」として私は下記の趣旨で行政に質問した。
① 理事者報告欄にコロナ・永寿病院などに関する報告事項がないのは何故か?
② 前回の臨時会で私が陽性率や性別・年齢も含めた詳細なコロナ感染者に関する情報公開を求めたのに対し、行政は個人情報・公衆衛生管理の理由で足立区のように詳細に情報公開する事を否定していたのに、臨時会後には区HP上で足立区方式のように詳細に感染状況を報告するようになった。区の方針は要望を聞き入れて変わったのか?
③ 永寿病院でのクラスター感染発生後、病院から区に対してどのような報告があったのか。その頻度も含め時系列で教えて欲しい。
④ コロナ感染で病院を閉鎖した永寿病院に対して、前回臨時会では当面の環境消毒費用として3890万円を助成しているが、その公金支出の算定根拠は何か? また、臨時会では次回の中核病院運営支援協議会の開催は未定と答弁していたが、実際には6月9日に第二回の同協議会が開催され、その会議では詳細な永寿病院の財政状況が報告されていると仄聞している。公開できる範囲で構わないが、その内容を教えて欲しい。
尚、この質問に関するやりとりは後日、詳細に書く。
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[陳情]
陳情2-6 補聴器購入費用の助成制度を設置することについての陳情(継続審議)
・現状では両耳聴力がかなり重い場合でないと障害認定による補聴器購入補助が受けられないので65歳以上の高齢者などに補聴器購入助成制度を作って欲しい旨の陳情。
陳情2-15 国民健康保険料の引き下げ等を求めることについての陳情(継続審議)
・今年度の値上げ凍結、子供の均等割額について法的減免以外の新たな減額制度導入、コロナ禍での資格証明書発行中止と短期保険証への切替、国の国保料減免費用の全額財政措置のもとで区民への通知徹底、滞納・納入の相談窓口設置、などを求めた陳情
陳情2-16 75歳以上の医療費窓口負担2割化に反対することについての陳情(継続審議)
・昨年12月に政府が全世代型社会保障検討会議中間報告で公表した「一定所得以上」を対象とした「2割負担」が行われないように関係機関に働きかけて欲しいという旨の陳情
陳情2-17 コロナ禍のもとで安心できる公的介護制度の改善・充実を求めることについての陳情(継続審議)
・「マスクや消毒液などの衛生材料を各事業所に配布」「国に対しホームヘルパー緊急増員のための臨時対応の実施」「感染疑いのある利用者訪問について国による相談体制の整備」「介護職員緊急支援として新たに月額1万円を支給」「介護利用者・独居高齢者・孤立者・障がい者などへの見守り訪問の実施」を求める陳情。
[理事者報告事項]
1 東京都台東区立老人福祉センター等の指定管理者の選定について
・老人福祉センター・入谷老人福祉館・橋場老人福祉館・うえの高齢者在宅サービスセンターの指定管理者の選定。選定先は公募なしで現行指定管理者の社会福祉法人台東区社会福祉事業団。
2 補正予算について(健康部)
・感染症予防事業費、とうきょうママパパ応援事業費、患者発生時防疫措置、産前産後支援ヘルパーの増額補正
3 補正予算について(環境清掃部)
・集団回収支援の増額補正
4 社会福祉法人台東区社会福祉事業団の経営状況報告について
・毎年、この時期に報告されている同事業団の事業計画と収支予算
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