2022年9月4日～マイナンバーカード紐付けの先にあるもの〜

【

例月企画総務委員会】Twitter ＠horikko

～マイナンバーカード紐付けの先にあるもの〜

連日、河野デジタル担当相がマイナンバーカードの促進にやたらと御熱心だというニュースが流れていますが。NTTの企通本出身の私からすると、なんともキナ臭い匂いを感じてしまって。

結局、河野大臣は国賊並みに「日本人の医療や年金に関する個人情報」をアメリカ様に献上しようとしているだけのような。当然のことながら、その先にはアメリカ民間会社の日本への医療保険分野開拓、そして日本人の個人情報把握による各分野への市場参入という目的があるわけで。

日米デジタル貿易協定は、TPPの電子商取引章をさらに包括的にし、改めて日米で合意した協定です。主なルールは「デジタル製品への関税賦課の禁止」「国境を越えるデータ（個人情報含む）の自由な移転」「コンピューター関連設備を自国内に設置する要求の禁止」「政府によるソース、コードやアリゴリズムなどの移転（開示）要求の禁止」、そして「SNS等の双方向コンピュータ・サービスの提供者の損害責任からの免除」などです。

つまり、一言でいえば、GAFAなどの巨大プラットフォーマー企業にとってより有利な条項がTPPを強化する形で定められたことになっているのです。ここに来て、改めて政府がマイナンバーカードを促進しようとする意図は何でしょうか。今後の河野大臣の一挙手一投足に注目です。