谷中でマンション紛争が起きた頃に
この10年で新しく台東区に移り住んだ方は、全台東区民の4割に上るという昨今。番地毎に土地所有者が変わり、大きなマンションができる台東区の風景を俯瞰すると悲しい気持ちにもなる。しかし、次の時代を担う子供達のためを考えると、大きなマンションに新住民が移りすんで来ることは、地域活性の面でも将来の安定した税収のためにも大切なことだと痛感します。そんな中、今日の夕方はマンション建築説明会に住民の方々と参加。
マンション紛争というと、私には思い出す案件が一つある…
今から約20年以上前、私が初陣選挙の運動を始めた頃の平成10年9月、谷中の三崎坂の途中に高さ9階建てのマンション計画が発表されたことがあった。それまで谷中では外部業者による大規模なマンションはなく,町会・寺院・住民を巻き込んで大騒ぎになったが、事業主「大京」の英断(?)により 9階から6階(道路に面しては4階)へ計画変更され,意匠的にも最低限、谷中の雰囲気に溶け込むものとなった。確か、あの時の争いは「谷中にふさわしいマンション」という論点で対立していて、なんとか事業者に妥協案を求めるものだった。
地元反対者達も自費で専門家を招き、提案型・協議型の交渉を行なった結果、「大京」も「高収益・高品質・住居としての気品・地域との共生」というキーワードを基に、随分と当初の計画を変更してくれたのであった。その後、完成したマンションは完売、事業としても成功したそうだ。
そして、このマンション紛争の一番の成果は三崎坂に『建築協定』ができたことだった。
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【オール台東】
更に仲間も増え、皆で元気に
区議会議員選挙、区長選挙に向けて前進中
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