【保健福祉委員会報告】

先日、京都新聞を読んでいたら、カエル、サンゴ、コウモリ…私たちの便利な生活の陰で毎年数万と推定される種が消えていると書いてあった。生息地の減少や外来種の移入、地球温暖化などによると考えられ、「第６の絶滅期」と科学者らは警告しているそうだ。しかし、見方を変えれば、それらの生物が危機に瀕しているのも人間が地球に及ぼした環境変化が原因なわけだから。彼らから見たら、我々人間こそが悪のウイルスなのかと。そうやって考えてみると、そんな人間に襲いかかるコロナの意味とは何なのか。

今までの研究によれば、ウイルスは長期的には毒性を弱めると考えられている。感染した宿主を死なせることはウイルスが生き残る上で得策ではないからだそうで。人類と長く共生するウイルスには免疫力を高めるなど役立つものもいるという。実際、女性の胎盤形成には遠い祖先が感染したウイルスが人の遺伝子の一部となって関わっていると２０００年に発表された。私たちの命はウイルスのおかげとも言える。文明を存続する上で他の生物との共生は欠かせない。宿主を生かすウイルスの戦略に我々も学ぶ時なのか。

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10月1日　午前10時開会　保健福祉委員会報告

【議案】

第47号議案　東京都台東区社会福祉基金条例の一部を改正する条例（可決）

【陳情】

陳情2-6　補聴器購入費用の助成制度を設置することについての陳情（趣旨採択）

陳情2-15　国民健康保険料の引き下げ等を求めることについての陳情

陳情2-16　75歳以上の医療費窓口負担2割化に反対することについての陳情

陳情2-17　コロナ禍のもとで安心できる公的介護制度の改善・充実を求めることについての陳情

陳情2-20　コロナ禍を乗り越えるために、PCR検査の抜本的拡充等を求めることについての陳情（新付託）

陳情2-21　医療用ウィッグや胸部補整具の助成制度創設を求めることについての陳情（新付託）

【理事者報告】

1 補正予算について（福祉部）

・報告のみ審議せず

2　台東区高齢者保健福祉計画・台東区介護保険事業計画について

・7期では下記の基本理念を目指し基本目標を定め、地域包括ケアシステムの推進に取り組んできた。8期では2040年問題も視野に入れ、平成30年10月に策定した新たな台東区基本構想の基本目標を踏まえて基本理念の見直しを行った。

2 東京都台東区立特別養護老人ホーム谷中入所者等の新型コロナウイルス感染によるサービス休止に伴う損失補填について

・コロナ感染者が発生し、特別養護老人ホーム谷中等の一部サービスを休止した。その減収の責は区及び指定管理者双方に帰すものではないので、施設の安定的な管理運営に支障をきたすことがないよう補填する。

4　（仮称）竜泉二丁目福祉施設特別養護老人ホーム及び（仮称）竜泉二丁目福祉施設高齢者在宅サービスセンターの指定管理者の選定について

・当該施設の指定管理は公募によらない選定を行うが、高齢者福祉サービスの特性を考えると民間では費用対効果として難しいものもあるので極めて妥当であると考える。

5　台東区障害福祉計画について

・第5期計画では障害者の地域生活支援する柱として４つの基本目標を掲げ、第6期では近年の社会的潮流や平成30年10月に策定した新たな台東区基本構想の基本目標等を踏まえて策定。

6　障害者施設整備について

・個人が自宅を改築し、新たに障害者グループホームを建設。賃貸借契約により、運営事業者に貸し付ける。

7　松が谷福祉会館整備場所の変更について

・当初、現・松が谷福祉会館の場所に改築予定であったが、旧上野忍丘高校跡地に移転新築に変更。

8　生活保護の現況について

9　路上生活者の概数調査結果及び路上生活者対策事業について

10　補正予算について（健康部）

11　中核病院運営協議会報告について

12　台東病院等運営協議会報告について

13　新型コロナウイルス感染症の発生状況等について

14　令和元年度ごみ量・資源回収量について

15　台東区一般廃棄物処理基本計画について