【文化観光特別委員会】
文春文庫の『東京の謎』(門井慶喜・著)には浅草について次のように書かれています…
徳川時代の浅草は、人口百万といわれる江戸のなかでも特別に人の集まる土地となり、盛り場となった。そこには芝居小屋がならび、見世物小屋が軒をつらねた。人々は講釈、曲ごま、軽業(かるわざ)、居合抜き・・・なかには女相撲や売春もあったというから俗の度がすぎる。念のために言っておくけれども、これは門前町の話ではない。本堂の裏手、当時は「奥山」と呼ばれた一帯。すなわち境内の話なのである。ここに浅草寺という寺の独特さがある。おそらくもともと下町の便利な場所に位置する上、境内が広く、なおかつ樹木が多くて人の目がとどきにくいことから重宝されたのにちがいないが、それにしてもここまで大がかりになると、よくもまあ幕府が黙認したものだ。倫理の問題はともかくとしても、このすぐ近くには、幕府公認の遊郭である吉原がひかえているのだから。(P45 なぜ浅草は東京の奈良なのか)
…今の時代、こんな感じの浅草だったら完全にコンプライアンス違反(笑)だからなのか、最近は浄化を唱える「僧侶様」や「御代官様」が台東区に多くいる御様子。
しかし、翻ってよく考えてみよう。
彼らが良い思いができたのも、
この町の庶民の混沌とした活気の御陰様
人は支え合って生きているのです。
禅道…そもさん、せっぱ…(笑)
誰が誰に『感謝の念』を忘れたのか?
♪ポクポクポク チーンッ♪ 喝ッ
12月7日(火)午前10時開会 文化観光特別委員会
1、「観光分野における連携協定」に基づく取組みの進捗状況について
・以前の委員会で報告した通り、台東区の観光事業の更なる発展と再興を促すために区はクラブツーリズム株式会社と協定を締結して、下町・台東区に関わる旅行商品を開発する事になったが。その商品として、新たに3つの提案がなされた。
① 写真撮影の旅『台東区の歴史・文化・伝統を再発見!江戸の匠・職人を撮る』(6回開催 各回定員15名)
② 趣味散歩『下町の人情に触れる旅 地元商店会会長と見て聞いて食べて学ぶ遊郭のかほりが残る吉原・浅草散歩』(12回開催 各回定員14名)
③ 東洋初の地下鉄開業を成し遂げた東京メトロと大都市東京の街並みをあるく
『第1回 日本初の地下鉄・銀座線 上野駅から浅草駅』(4回開催 各回定員20名)
以上 区役所理事者報告案件は1件のみ
この長引くコロナ禍、なんでや?
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