議員になって、様々な「お役所言葉」に接してきました。たとえば、”前向きに善処”とか”検討・研究”しますなど。これらの言葉はどちらも、普通に聞けば「役人が積極的にやってくれる」と考えがちですが。実は両者とも、「まあ、やりませんわーっ」という意味なのです。役人が本当に実行する時は「来年度より実施します」とか「予算措置を講じて参ります」となる。こんな意味不明の言葉が流れるのが政治の世界です。
中国の「史記」にこんな話があります。
秦の始皇帝亡き後、宦官の趙高が自分の権勢を試すため2世皇帝に鹿を献上し、馬だと言って押し通しました。趙高を恐れた臣下は異を唱えませんでしたが、正直に「違う」と言った者は合法的に罪に陥れられたのです。この故事から生まれたのが『鹿を指して馬と為す』の成語。理屈に合わないことを無理に押し通すことの例えです。
要は馬鹿・・・バカ・・・(苦笑)
似たことは日本の歴史にもありましたねえ。戦時中、大本営は「敗走」を「転進」と呼び、「全滅」は「玉砕」と美しく言い換えました。戦争遂行のために事実をゆがめた言葉が新聞やラジオに踊り、日本が破滅に向かっていったのです。最近の日銀の会見を見ていると、そんな「破滅の道」さえ、見える感。
「利上げではない 緩和を持続可能にするための対応」
はあ? 意味不明!(笑)
12月12日(月)午前10時 産業建設委員会
【理事者報告】
1,(仮称)台東区まちづくり誘導方針中間のまとめについて
2,公民連携による公共空間利活用に関する社会実験の状況について
3,景観重要建造物の現状変更及び指定範囲の変更について
4,令和4年度高齢者住宅(シルバーピア)の募集結果について
5,ペットコミュニティエリア運営方法の変更について
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