2021年12月30日〜コロナは終わっていない　

〜コロナは終わっていない

　　ワクチン接種者も油断禁物〜

世界保健機関（ＷＨＯ）が、新型コロナウイルスの「懸念される変異株」に、デルタ株に続き指定したオミクロン株は日毎に世界の主流になりつつある。初めてＷＨＯに報告した南アフリカでは、今月に入って、デルタ株からオミクロン株への置き換わりが、ほぼ完了したとみられている。ゲノム解析をすると、すべてオミクロン株だったという。現在では日本を含む約９０の国・地域に拡大している。

既に欧米諸国では市中での感染が加速し、英国では１日当たりの新規感染者が連続で１万人を超えている。首都ロンドンを中心に、勢いを増しており、市長は公的機関の態勢を強化する「重大事態」を宣言した。その影響により医療機関職員の欠勤が急増し消防や警察を含めて人員不足に直面している。

米国の疾病対策センター（ＣＤＣ）が、初期のデータを調べたところ、「約２日間で新規感染者が倍増する」と分かった。感染しても重症化しにくいのではないか、との楽観論が日本のマスコミも含めて喧伝されているが、それを証明したデータもサンプルも完全には得られていないのが現状だ。既存ワクチンに予防効果があるというのも全世界で認められる程のデータ蓄積はない。台東区では国の水際対策の強化に沿った更なる医療体制の備え、感染陽性者隔離のためのホテル施設拡充、第3回目追加接種の促進等を越年態勢で早急に構築していく。

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12月13日（月) 午前10時開会　保健福祉委員会

【陳情】

陳情3-35　安全・安心の医療・介護・福祉を実現し国民のいのちと健康を守るため国に意見書の提出を求めることについての陳情（新付託）

【理事者報告】

1　訴訟について

2　補正予算について（健康部）

・聴取のみ

3　健康たいとう21推進計画（第二次後期計画）の計画期間の延長について

・国は本年8月、国の健康増進計画である「健康日本２１（第二次）」を医療費適正計画、医療計画等の次期計画と計画期間を一致させるため1年延長し「平成25年度から令和5年度まで」とした。なお、いずれも現計画の目標年度と数値目標は変更しない。同時に「健康たいとう２１推進計画」においても計画の改定には国及び東京都の次期健康増進計画を踏まえて検討することが必要なため、国・都の計画の終期から１年間延長とする。

4　後期高齢者医療保険料改定の検討状況について

・東京都後期高齢者医療広域連合は、令和4・５年の保険料率試算に関する厚生労働省からの通知により、下記の保険料軽減対策を盛り込んだ保険料率の算定案を作成した。今後はこの案に基づき、診療報酬の改定等を反映し、最終案を決定していく。

5　新型コロナウイルス感染症の発生状況等について

・11月下旬における区内コロナ感染状況の説明。11月22日~28日まで連続感染者ゼロ。感染再拡大に備えた今後の対応等を協議。

6　新型コロナウイルスワクチン接種スケジュール等について

・今後の感染対策として11月16日付の国からの指示を踏まえ、第3回目のワクチン追加接種を希望する方へ順次実施していく。詳細は12月20日号の「広報たいとう」「区公式HP」などで周知。