【企画総務委員会】
~悪魔の囁き 来年は悪いインフレの匂い~
まだ、台東区の来年度令和4年度予算案は議会に報告されていないが。クリスマスイブの12月24日に政府が閣議決定した来年度予算案は一般会計の歳出総額107兆5964億円、10年連続で過去最大を更新した。
コロナ対策で膨れあがった今年度当初予算より、さらに約9900億円増やした。歳入のうち3割強を借金にあたる新規国債で補い、その発行額は約37兆円にもなる。過去最高の税収を見込んでいるとのことだが、コロナのオミクロン株拡大で先行き不透明というのが現実。ちなみに国債発行残高は今年度末で1026兆円となる見通し。実に日本の国内総生産(GDP)の2倍弱。将来世代の重い負担となり、経済への成長期待を低下させると指摘するエコノミストもいる。
そんな中・・・
歴代政権が掲げた財政再建は後退の様で、来年度予算編成に向けた政府の基本方針は例年あった「歳出改革」「(歳出の)聖域なき徹底した見直し」の文言がなくなった。強調したのは「危機に対する必要な財政支出は躊躇なく行い、万全を期す」である。
人口動態としては団塊の世代が来年から75歳以上の後期高齢者になる。予算案の社会保障費は過去最大の36兆円超で、全体の3分の1を占める。今後、比重は増す見通しだが、負担と給付の在り方など抜本的な改革に向けた議論は進んでいない。防衛費も過去最大の5兆4千億円超に上る。コロナ対応では前年同様の5兆円の予備費を積んだ。成立したばかりの21年度補正予算は過去最大の36兆円に上り、コロナ対応が名目。更に防衛費7千億円超も含まれている。
借金がかさむと段々と金銭感覚がマヒしてきて、更なる高額の借金を積んで何となく急場を逃れた気になってくるのが「借金大魔王」の常。全然、債務問題は解決していないのに、「地獄の入口」を先送りするだけの愚を重ねる。
うん? それじゃあ、俺と一緒やないかあ(笑)
悪いインフレの予感。
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12月15日(水曜)午前10時 企画総務委員会
【議案】
第51号議案 特別区人事及び厚生事務組合規約の変更について
第55号議案 旧坂本小学校解体工事請負契約の締結について
第56号議案~第84号議案 訴訟の提起について(29件)
第86号議案 令和3年度東京都台東区一般会計補正予算(第7回)
第87号議案 東京都台東区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例
第88号議案 東京都台東区教育委員会教育長の給与及び勤務に関する条例の一部を改正する条例
第89号議案 東京都台東区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
第90号議案 東京都台東区会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
第91号議案 東京都台東区議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
【陳情】
陳情3-7 国に対して核兵器禁止条約への参加・批准を求める意見書の提出についての陳情
陳情3-10 全ての原発の停止及び再稼働取り止めの意見書の提出を求めることについての陳情
陳情3-28 沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋立てに使用しないよう意見書の提出を求めることについての陳情
【理事者報告】
1 組織改正について
2 議員及び区長等の期末手当の改定について
3 訴訟について
4 令和3年特別区人事委員会勧告について
5 道路改良工事(02-27)請負契約の一部変更について
6 東京2020大会における事業実績及びレガシーについて
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