【交通対策・地区整備特別委員会】
〜谷中でマンション紛争が起きた頃〜
今から約20年以上前、私が初陣選挙の運動を始めた頃の平成10年9月、谷中の三崎坂の途中に高さ9階建てのマンション計画が発表されたことがあった。それまで谷中では外部業者による大規模なマンションはなく,町会・寺院・住民を巻き込んで大騒ぎになったが、事業主「大京」の英断(?)により 9階から6階(道路に面しては4階)へ計画変更され,意匠的にも最低限、谷中の雰囲気に溶け込むものとなった。確か、あの時の争いは「谷中にふさわしいマンション」という論点で対立していて、なんとか事業者に妥協案を求めるものだった。
地元反対者達も自費で専門家を招き、提案型・協議型の交渉を行なった結果、「大京」も「高収益・高品質・住居としての気品・地域との共生」というキーワードを基に、随分と当初の計画を変更してくれたのであった。その後、完成したマンションは完売、事業としても成功したそうだ。
そして、このマンション紛争の一番の成果は三崎坂に『建築協定』ができたことだった。
12月8日(水)午前10時開会 交通対策・地区整備特別委員会
【陳情】
陳情3-38 谷中2丁目新築工事が街並みと調和する計画となるよう働きかけることを求めることについての陳情(新付託)・・・継続審議
陳情3-39 台東区立朝倉彫塑館隣接地でのマンション計画における話し合い継続と計画の調整についての陳情(新付託)(11月26日取り下げ願い提出)
【理事者報告】
1 谷中地区景観形成ガイドライン中間のまとめについて
・谷中地区では、昨年10月に告示した「谷中地区地区計画」に定める建替え時の基本的なルールの中で、建築物等の形態または色彩その他の意匠の制限を定めている。地域にふさわしい街並みや建築物の具体的な形態・意匠等のあり方について、地区全体及びエリアごとに景観形成を図っていく必要があるため、令和4年3月に向けて、「谷中地区景観形成ガイドライン」を策定する。
コメント