【産業建設委員会】
コロナ禍前、毎月、京都で行われていた「まちづくり勉強会」に参加していた際に知った話ですが。京都はその古き良き街並みを守るために、市民の景観・まちづくり相談を通し、景観保護・定住促進・市や市民の費用負担など官民あげて真剣に語りあってきた歴史があります。
例えば、京町家については適切に次代へ継承されていくように、その建物の価値を「京町家カルテ」として整備し、京町家の価値、所有者やその関係者の認識を深め、 適切に維持・管理されていくことを目指していて。「京町家まちづくりファンド」として寄附金を積み立て、その運用により、京町家の保全・再生・活用を促進させることを目的として運営し、 京町家を伝統的意匠に修復する工事、自治会等で取り組む歴史的まちなみ景観の修景を対象に改修助成を行ったりしています。
マンション建築問題が起きる度に揉めてしまう台東区ですが、所有する不動産の価値を建設主も近隣者も相互に理解し、時には自分の所有不動産の価値が低下する事にも耐えながら「まちづくりや景観保護」を中心に将来ビジョンを描いていけるか。そこが「まちづくり成功・失敗の分水嶺」だと、議員活動を通して思っています。
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3月1日(火)午前10時開会
【議案】
第15号議案 東京都台東区手数料条例の一部を改正する条例
第19号議案 東京都台東区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例
第20号議案 東京都台東区公共溝渠管理条例の一部を改正する条例
第21号議案 東京都台東区立公園条例の一部を改正する条例
第22号議案 東京都台東区立児童遊園及び運動公園条例の一部を改正する条例
【理事者報告】
1 補正予算について(文化産業観光部)
2 令和4年度予算について(文化産業観光部)
・聴取のみ審議せず
3 台東区産業振興推進方針の策定について
4 中小企業支援の充実について
・コロナ禍の影響抑制、企業価値向上、新たな賑わいスパイラル構築の3つの観点から区内中小企業支援を促進する。主な取り組みとしては情報発信充実、専門家による支援、SDGsやデジタル化に取り組む事業者支援など。詳細については区公式HPで周知
5 補正予算について(都市づくり部)
6 令和4年度予算について(都市づくり部)
・聴取のみ審議せず
7 良好な市街地形成の推進について
・台東区都市計画マスタープランに示す将来像の実現に向け、令和元年度に実施した「市街地形成の誘導・規制方策に係る状況調査」等をもとに本区における課題を抽出し、本区において広く活用できる新たな誘導・規制方策について令和5年度第1回定例会を目途に検討する。
8 上野地区まちづくり推進について
・令和2年3月に策定した「上野地区まちづくりビジョン」に掲げる2040年代頃の上野の将来像実現に向けて、同地区の推進会議等の開催、誘導方策の検討などを通し、具体的なまちづくりの検討(ワーキンググループ・ウォーカブルまちづくり推進)等を行う。
9 御徒町南口駅前広場周辺地区エリアマネジメントの進捗状況について
・同地区では令和2年10月に「同地区エリアマネジメント支援方針」を策定し、賑わい創出のために広場等にキッチンカ―を出店し実証実験を行った。令和4年度も同車の種類や出店時間、配置方法を変更し、引き続き実証実験を行い、同年度末に都市再生整備計画の策定を行う。
9 浅草地区まちづくり推進について
・同地区まちづくりについては、令和2年度に「基礎調査」を実施、令和3年度に「問題解決に向けた方針や施策案等の検討」を行ってきた。令和4年度も新ビジョン策定に向け、基礎データの更新・ビックデータによる回遊性調査、まちの将来像・方針・課題の具体的検討、「(仮称)浅草地区まちづくりビジョン策定委員会」の設置・検討などを行っていく。
10 密集住宅市街地整備促進事業の取組みについて
12 特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化促進施策について
13 通学路沿道ブロック塀等の早期改善に向けた支援策について
14 高齢者住宅(シルバーピア)の新規供給について
15 道路占用料の改定について
16 公共溝渠使用料の改定について
17 法定外公共物の用途廃止について
18 無電柱化の推進について
19 公園・児童遊園の占用料、土地使用料及び公園施設使用料の改定について
20 「公園等利用実態調査」及び「公園利用についてのアンケート調査」の結果について
21 令和4年度の主な街路樹及び公園工事等について
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