今年も香港・マレーシアの友人が日本に。
羽田空港まで迎えに行ってきました。
彼らの話では、年末の香港の街は例年に比べて人気は少なく。
中国中央政府と香港との関係が如実に顕れた年末年始だったと。
旺角(モンコック)のネイザンロードや女人街でも観光客は少なく。
華僑2代目の友人が会社を持つ、灣仔・尖沙咀・銅鑼湾・セントラルでもホテルに空き室があったといいます。
何しろ、日本人だと理解するのが難しいのですが、香港人の多くが「自分は中国人だ」と思っていないのです。
まあ、日本人からすれば、「97年に香港は中国に返還されただろう」と言いたくなるのですが。
まだまだ、イギリス統治下だった名残は多々あり、香港人は裏で中国共産党を小馬鹿にしている。
既にニュースなどで報道されている通り、中国共産党は党の支配下にある人材を香港行政庁のトップに据えていて。
返還前から香港でビジネスをしている華僑の中には、経営母体と一族の資産の全てをシンガポールに移転した者も多く。
昭和の時代には”東洋の真珠”とまでいわれて、多くの日本人観光客で賑わった香港も変化の時代へ。
行政においては、大陸から来た共産党富裕層の影響力が日に日に増し、香港経済界にまで口うるさくなったと。
そして、そうした共産党富裕層の子供達が”コネ”で一流企業にも入社して既得権を得たりして。
以前から香港に住んでいた中流家庭の子供達は”北京(全人代)”に相当の怒りを溜めこんでいます。
香港が特別行政区になって20年弱。
まだまだ、中国共産党統治の香港は政治的にも経済的にも不安定です。
香港特別行政區成立十九年,呢個十八年幾難過。
不過値得慶祝㗎。
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