4年の任期も終盤、選挙も近づいてきました。皆様の御心に支えられ、今任期も元気に仕事ができました。誠にありがとうございました。今後とも、変わらぬ御指導の程、宜しくお願いいたします。
よく私は議会の本会議や委員会で、自民党に属する服部区長に批判的なことや生意気なことを言ってきました。もちろん、それは服部区長個人に恨みがあるからではなく、政治家として依って立つところが違うからです。
もちろん、私の政治信条・姿勢の中で、服部区長が目指す政治に共鳴している政策があるなら、今までにもあったように賛成していきます。実際、多くの条例・理事者報告に、この4年間でも賛成してきました。しかしながら、今現在、私にはまだ、自民党・服部区政に納得できないところが、全部ではありませんが相当数あります。なので、服部区長の政治とは一線を画したい。以下私がそう思う理由を具体的に述べます
先ず、私の服部区長の政治的思いと違う部分には、過日の決算特別委員会でも主張した通り、「行政事務効率のための他自治体とのクラウドIT化への取り組み方の違い」や「地方自治体としての医療介護の一体的な政策連携へのタイムスケジュールの違い」、「台東区も多額の負担金を拠出している清掃一部事務組合への政治的関与の在り方の違い」、「したまちコメディ映画祭廃止か否かを巡る思いの違い」そして「子供の安全に関する区立小学校学区域の再編への取り組みの違い」などの各論的な論争もありますが。
今日は、もっと行政の在り方や運営自体に対する総論的な違い、この点について述べます。
私の発言に関する、過去の台東区議会議事録を見ていただければ御理解いただけると思いますが、私は20年前に初当選した時から、主に4つのことを行政に求めてきました。その一つ目は「区の最高意思決定機関である政策会議の議事録作成と公開による行政の徹底した情報公開」、二つ目に「硬直し既得権化した補助金システム再編のための各団体補助金ゼロベースでの見直し」、三つ目に「議会の独立性を担保するための台東区職員以外のスタッフからなる区議会法制局の設置」、そして四つ目に「行政裁量の肥大とお手盛り行政の懸念を払拭するための行政事務すべてにおける外部監査の導入」でした。
しかし、4つ目の外部監査の一部導入を除けば、この20年間、これらの取り組みに関して服部区政は消極的でした。要は選挙で選ばれた政治家区長であるにもかかわらず、「行政主導」の「民は由らしむべし,知らしむべからず」という上目線の区政運営を行ってきた証でもあります。その結果が特に福祉・教育における「弱者保護政策の抜け落ち」につながっているのです。よって、平成という時代が終わる最後の年の節目に、この20年間の区議会議員生活の総括として。私は来月から始まる予算委員会、そして選挙へと服部区政の問題点を正していきます。
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